「せっかくタッチアップペンで補修したのに、色が全然合わなくて余計に目立ってしまった…」こんな経験、ありませんか?
ちょっとした小傷なら自分で直したい。でも色が合わなければ逆効果。特に特殊色(パール・メタリック)や年式の古い車に乗っている方は、市販のタッチアップペンを選ぶだけでも一苦労ですよね。
この記事では、タッチアップペンの「色合わせ」で失敗しないための選び方を、営業の仕事でも日常のDIYでも車と深く関わる僕の視点からまとめました。読み終わる頃には「どのタッチアップペンを選べばいいか」がスッキリ分かるはずです。
この記事で分かること
- カラーコードを使って自分の車の色を正確に調べる方法
- ソリッド・メタリック・パールなど塗装タイプ別の選び方の違い
- 色が微妙に合わなかったときの対処法・失敗を最小限にするコツ
まず基本:タッチアップペンの「色合わせ」はなぜ難しいのか
タッチアップペンの色合わせが難しい理由は、大きく3つあります。
- 経年劣化で元の色が変わっている:紫外線・熱・洗車の積み重ねでボディカラーは少しずつ退色します。新車時の「純正色」と現在のボディカラーが厳密には一致しないケースが多いです。
- 塗装タイプによって補修の難易度が違う:ソリッド(単色)・メタリック(金属粉入り)・パール(雲母粉入り)では、塗り方も色の見え方も大きく異なります。
- 同じカラーコードでも製造ロット差がある:実は同じ色名・同じカラーコードでも、生産年や工場ラインによって微妙な色差が生じることがあります。
つまり「カラーコードさえ合えばOK」ではなく、塗装タイプや経年変化まで考慮することが、失敗しない色合わせの第一歩です。
【STEP1】カラーコードを正確に調べる
タッチアップペン選びの出発点は、カラーコード(車体色コード)を正確に把握することです。カラーコードとは、メーカーが各ボディカラーに割り振った識別番号のことで、これを基準に補修塗料を選びます。
カラーコードが書いてある場所
メーカーや車種によって位置が異なりますが、よく見られる場所は以下のとおりです。
- ドア開口部の内側(Bピラー・ドア側面):シールやプレートに記載されていることが多いです。
- エンジンルーム内:ストラットタワー付近や隔壁に貼られていることがあります。
- トランクルーム内のシール:国産車の一部はここに記載されています。
- 車検証ケースの補足情報:ディーラーが記載していることもあります。
国産車であれば「C:XXX」「NH-XXX」「040」など、メーカーごとの形式でカラーコードが記されています。輸入車の場合は、ボンネット裏やサービスプレートに記載されているケースが多いですが、国産車と比べて位置を探しにくいことがあります。
カラーコードが見つからないときは
- ディーラーや整備店に車両情報(型式・年式・グレード)を伝えて確認してもらう
- メーカーの公式サイトやオーナーズマニュアルで確認する
- 車台番号(VIN)をもとに調べられるサービスを利用する
カラーコードは補修塗料を選ぶ「合言葉」です。まずここを正確に押さえることが、色合わせ成功の最重要ポイントです。
【STEP2】塗装タイプを確認する(ソリッド・メタリック・パール)
カラーコードを調べたら、次に塗装タイプを確認しましょう。同じカラーコードでも塗装タイプが違えば、選ぶべきタッチアップペンが変わります。
ソリッド(単色)
白・黒・赤など、光の角度で色が変わらないシンプルな塗装です。タッチアップペンの選択肢が最も豊富で、色合わせもしやすい傾向があります。純正色のタッチアップペンが比較的入手しやすいタイプです。
メタリック
塗料にアルミなどの金属粉が混ざっており、見る角度によってキラキラと輝く塗装です。タッチアップペンでの補修は難易度が上がります。市販品では金属粉の粒子サイズや配合量が純正と異なることがあるため、色の「輝き感」が合いにくいケースもあります。
パール(マイカ)
雲母(マイカ)の粉を混ぜた塗装で、真珠のような柔らかい光沢が特徴です。メタリックよりもさらに補修が難しく、見る角度・光の当たり方によって色の見え方が変わるため、補修箇所が目立ちやすいです。特殊色(パール系・3コート塗装など)は調色精度の高い専門ショップや純正タッチアップペンを探すことをおすすめします。
【STEP3】タッチアップペンの選び方|比較ポイント6つ
①純正品 vs 社外品
純正タッチアップペン(メーカー公式品)は、そのカラーコードに合わせて製造されており、色の再現性が高いのが特徴です。ただし販売終了や在庫切れになっている年式・色も多く、ディーラーでも取り寄せに時間がかかることがあります。
社外品(補修塗料メーカーの製品)はカラーコード対応で広範なラインナップがあり、楽天などのECサイトでも探しやすいです。ただし、純正と塗料の組成が異なる場合があるため、仕上がりの質感に差が出ることがあります。
②調色品(カスタム調色)を使う選択肢
カラーコードと車の現状(経年劣化の程度)を伝えて、専門業者やサービスに調色してもらう方法です。経年変化で退色した車体には、純正色よりも現在のボディカラーに近い「調色品」を作ってもらうほうが仕上がりが自然になることがあります。楽天市場でも「調色タッチアップペン」「カスタムカラー補修塗料」といったサービスが出店されています。
③容量・タイプ(ペン型・瓶型・スプレー)
- ペン型:小傷・点傷の補修に最適。細かい箇所に塗りやすい。
- 瓶型(筆付き):やや広い範囲の補修向き。塗料量を調整しやすい。
- スプレー型:広い面積の補修向きだが、養生(マスキング)が必要で飛散に注意。
小傷補修が目的なら、まずはペン型か瓶型が使いやすいです。
④クリア層の有無
現代の多くの車はカラーの上にクリア塗装(透明の保護層)が施されています。タッチアップペンで補修した後、上からクリア塗料を重ねることで光沢と耐久性が増します。クリアペンがセットになっている商品もあるので、購入前に確認しましょう。
⑤価格帯の目安
- 市販の汎用タッチアップペン:数百円〜1,000円台が目安
- 純正タッチアップペン(ディーラー/ECサイト):1,000円〜3,000円台が目安
- カスタム調色タッチアップペン:2,000円〜5,000円台以上が目安
※価格・在庫は時期によって変動します。購入前に必ず商品ページでご確認ください。
⑥レビュー・同型車ユーザーの口コミを確認する
同じ車種・同じカラーコードで使った人の口コミは非常に参考になります。楽天市場の商品レビューには「◯◯色(カラーコード:XXX)の補修に使いました」といった具体的なコメントが含まれることも多いです。購入前に確認する習慣をつけましょう。
ありがちな失敗・注意点
失敗①:カラーコードだけで選んで色が合わない
同じカラーコードでも、製造年・ロット差・経年劣化により現在のボディカラーと微妙にズレることがあります。購入前に試し塗りできる環境(目立たない部位や不要なパーツなど)があれば理想的です。
失敗②:脱脂をせずに塗って密着が悪い
脱脂とは、油分や汚れを落として塗料の密着を良くする作業のことです。補修箇所をシリコンオフ(脱脂剤)できれいにしてから塗らないと、塗料が剥がれやすくなります。
失敗③:一度に厚く塗りすぎてタレる
タッチアップペンは「薄く・少しずつ・複数回」が基本です。一度に厚塗りすると塗料が垂れたり、乾燥後に段差ができたりします。
失敗④:気温・湿度が高い日に作業する
塗料は温度・湿度に敏感です。高温多湿の環境では乾燥が不均一になりやすく、白化(かぶり)や気泡の原因になります。気温15〜25℃、湿度60%以下の条件が目安とされています。
失敗⑤:特殊色(パール・3コート)を市販品だけで完結しようとする
パールや3コート塗装は、ベースコート→パールコート→クリアコートの3層構造です。市販のタッチアップペン1本で完全に再現するのは難しく、補修後の見た目に限界があります。目立つ箇所・広い範囲の場合は専門業者への依頼も選択肢に入れましょう。
タイプ別おすすめの選び方
【A】ソリッド色・比較的新しい車に乗っている方
カラーコードを確認して、純正タッチアップペンまたは純正色対応の社外品を探しましょう。楽天市場でカラーコードと車のメーカーを検索すると、対応品が見つかりやすいです。ペン型で十分対応できます。
【B】メタリック色・パール色の車に乗っている方
純正タッチアップペンを最優先で探しましょう。社外品を使う場合は、同じカラーコード・同じ塗装タイプに対応しているか必ず確認を。クリアペンもセットで準備するのがおすすめです。
【C】年式の古い車・特殊色で純正品が廃番になっている方
カスタム調色サービスが最も有効な選択肢です。車のカラーコードと年式・メーカーを伝えて調色してもらうことで、現在のボディカラーに近い補修塗料を作ることができます。楽天市場でも「調色タッチアップペン」「オーダーカラー補修塗料」などで検索すると出てきます。
【D】とにかく失敗リスクを最小限にしたい方
補修面積が小さく目立ちにくい場所であれば市販品でもチャレンジできますが、目立つ位置・広い面積・特殊色の場合は、最初から板金・塗装の専門業者に相談するのが結果的にコストを抑えることになるケースもあります。
楽天で探すときの検索語例
- 「タッチアップペン カラーコード ○○(メーカー名)」
- 「タッチアップペン 調色 オーダー」
- 「補修塗料 純正色 メタリック」
- 「タッチアップペン パール 特殊色」
- 「脱脂剤 シリコンオフ 塗装補修」
カラーコード・メーカー名・塗装タイプをセットで入力すると、より目的に近い商品が見つかりやすくなります。
色合わせに関するよくある疑問
読者の方からよく寄せられる疑問をまとめました。
Q. カラーコードが同じなのに色が合わない気がします。なぜですか?
疑問
A. 主な原因は「経年劣化による退色」と「製造ロット差」です。車のボディカラーは紫外線・熱・洗車によって少しずつ変化します。特に10年以上経過した車では純正色との差が出やすいです。経年変化を考慮した調色品を検討するのが有効です。
Q. パール色の車なのですが、タッチアップペン1本で補修できますか?
疑問
A. パール(3コート)塗装は構造上、1本のタッチアップペンで完全に再現するのが難しいです。ベースカラー用・パールコート用・クリア用と複数の工程が必要になります。目立つ箇所の場合は専門業者への相談を強くおすすめします。
Q. 輸入車のカラーコードはどこで調べればいいですか?
疑問
A. 輸入車はボンネット裏・Bピラー・サービスプレートに記載されているケースが多いですが、国産車より場所がわかりにくいことがあります。正規ディーラーや輸入車専門店に車台番号(VIN)を伝えて確認してもらうのが確実です。
楽天でタッチアップペンを探してみよう
カラーコードと塗装タイプが分かったら、まず楽天市場で検索してみましょう。純正品・調色品・社外品と幅広い選択肢があります。商品ページのレビューで「同じカラーコードで使った」という口コミを参考にするのがおすすめです。
【楽天市場でタッチアップペンを探す】
カラーコード・車のメーカー・塗装タイプ(メタリック・パール・ソリッド)を組み合わせて検索すると絞り込みやすいです。
まとめ:タイプ別・迷わない選び方
タッチアップペンの色合わせ失敗を防ぐポイントを整理します。
- まずカラーコードを正確に調べる(Bピラー・エンジンルーム・トランク内のシールを確認)
- 塗装タイプを確認する(ソリッド・メタリック・パールで難易度が異なる)
- 純正品を最優先で探す(廃番なら調色サービスを活用)
- 経年劣化が進んでいる車は調色品も検討(純正色と現在のボディカラーにズレがある場合)
- 作業前の脱脂と薄塗り複数回が基本
- パール・特殊色・広い面積は専門業者も視野に
迷ったときのまとめ判断:
- ソリッド色・新しめの車 → カラーコード対応の純正 or 社外タッチアップペン
- メタリック・パール色 → 純正タッチアップペン+クリアペンのセット
- 古い車・廃番色 → カスタム調色タッチアップペンサービス
- 目立つ箇所・広い面積・特殊色 → 専門の板金・塗装業者へ相談
最後に必ず一言。車種や個体によって塗装の状態・カラーコードの確認方法は異なります。作業前には取扱説明書・整備書を確認し、不安な場合はディーラーや専門業者に相談されることをおすすめします。
小傷の補修は「色合わせ」さえしっかりできれば、ぐっと仕上がりが変わります。ぜひカラーコードの確認からはじめてみてください!