「せっかく補修したのに、かえって目立ってしまった…」
タッチアップペンを初めて使って、こんな経験をした方は少なくありません。塗料がはみ出したり、色ムラになったり、厚塗りでボテっと盛り上がったり。「もう触らなければよかった」と後悔するのが一番つらいですよね。
でも安心してください。タッチアップペンの失敗のほとんどは、「事前準備」と「塗り方の基本」を知らなかったことが原因です。逆に言えば、ポイントさえ押さえれば、DIY初心者でも「目立たなくする」レベルの補修は十分できます。
この記事では、営業職として日々車に関わりながら、休日は自分の車でDIYカーケアを楽しんでいる僕が、失敗しにくいタッチアップペンの選び方・塗り方・注意点をまとめてお伝えします。
この記事でわかること
- ✅ タッチアップペンを選ぶときの比較ポイント(色・タイプ・容量)
- ✅ 初心者がやりがちな失敗パターンと、その回避策
- ✅ 用途別おすすめのタイプ提案と、楽天での探し方
まず知っておきたい|タッチアップペンとは?
タッチアップペンとは、車のボディの小さな傷・欠け・飛び石跡などに、筆やペン先で塗料を点置きして補修するアイテムです。カー用品店や楽天などで手軽に購入でき、DIYカーケアの入門として人気があります。
ただし「塗るだけでOK」ではなく、下地処理・塗り方・乾燥時間・仕上げの流れを守ることで、仕上がりが大きく変わります。
【選び方】タッチアップペンを選ぶ5つの比較ポイント
① カラーコードで色を合わせる(最重要)
タッチアップペンで一番多い失敗が「色が微妙に合わない」問題です。これを防ぐには、自分の車のカラーコード(車体色コード)を確認することが必須です。
カラーコードの確認場所の目安は以下の通りです(車種によって異なります)。
- 運転席ドアの開口部(ドア枠のシール)
- ボンネット内部のシール
- 車検証の備考欄
カラーコードが分かったら、楽天やカー用品店で「カラーコード + タッチアップペン」で検索すると、対応商品が見つかりやすいです。購入前に商品ページで適合確認を必ずしてください。
② ペンタイプ vs 筆タイプ、どちらを選ぶ?
大きく分けて2タイプあります。
- ペンタイプ(マーカー型):先端が細く、点や線の傷に向いている。初心者にも扱いやすい。はみ出しリスクが比較的低い。
- 筆タイプ(瓶入り):ひとまわり広い面積の補修に対応できる。ただし塗りすぎ・厚塗りになりやすいため、量のコントロールに慣れが必要。
初心者にはペンタイプがおすすめです。扱いやすさの面で失敗リスクを減らせます。
③ 傷の深さで選ぶ(表面傷か金属露出か)
- クリア層・塗装層だけの浅い傷:タッチアップペン1本で対応できるケースが多い
- 金属(下地)が見えている深い傷・錆が出ている傷:サビ止め処理が必要になることも。タッチアップペンだけで完結しない場合がある
傷の深さは、明るい場所で角度を変えて確認してみてください。金属光沢が見えている・茶色っぽくなっているなら、早めの対処が必要です。
④ セット内容を確認する(クリア塗料・コンパウンド付きか)
タッチアップペンは単品だけでなく、クリア塗料やコンパウンド(研磨剤)とのセット品も販売されています。
- クリア塗料:塗料の上からツヤを出すコーティング。仕上がりの見た目が改善しやすい
- コンパウンド:乾燥後の余分な塗料を馴染ませたり、表面を平滑にするために使う。仕上げ品質が上がる
初心者の方は、これらがセットになった商品の方が追加購入の手間が省けて便利です。購入前にセット内容を商品ページで確認しておきましょう。
⑤ メーカー純正品 vs 汎用品
- ディーラー・メーカー純正品:色の再現度が高い傾向。価格はやや高め。
- 汎用品(カー用品ブランド):手軽に購入しやすい。ただし色の微妙なニュアンスはロットや年式によって差が出ることも。
目立つ場所の補修には純正品が安心です。フェンダーの裏側や目立たない箇所なら汎用品でも十分なケースが多いです。
【失敗回避】初心者がやりがちなミスと対策
失敗①:下地処理をサボって塗料が剥がれる
塗装面に油分・ワックス・水分が残っていると、塗料が密着せずにすぐ剥がれます。
対策:塗る前に脱脂(シリコンオフ等で油分を除去すること)を行いましょう。パーツクリーナーや専用の脱脂スプレーをキッチンペーパーなどに含ませて、補修箇所をやさしく拭き取るだけです。
失敗②:マスキングなしで塗ってはみ出す
「小さい傷だから大丈夫」と思ってマスキングなしで塗ると、はみ出た塗料が健全な塗装面に付着してしまいます。
対策:傷の周囲をマスキングテープで囲ってから塗りましょう。マスキングテープは100円均一でも手に入りますが、車用の細幅タイプの方が扱いやすいです。塗料が乾く前にテープを剥がすのがコツです。
失敗③:一度に厚塗りして盛り上がる
「一回でしっかり埋めよう」と厚塗りすると、乾燥後に塗料が盛り上がってかえって目立ちます。
対策:塗料は薄く少量を、複数回に分けて重ね塗りするのが基本です。1回塗ったら十分に乾燥時間を確保(目安は20〜30分以上、商品ページの記載を確認)してから、次の層を重ねましょう。
失敗④:乾燥時間が不十分なまま触ってしまう
表面が乾いているように見えても、内部はまだ乾いていないことがあります。この状態で触ったり水がかかったりすると、塗料が崩れます。
対策:乾燥時間の目安は商品ごとに異なります。必ず商品ページや説明書を確認してください。完全乾燥(硬化)には数時間〜半日かかるものもあります。気温が低い時期は乾燥が遅くなる傾向があります。
失敗⑤:色ムラが出て余計に目立つ
補修箇所と周辺の色が微妙に合わず、パッチワークのように目立つケースです。
対策:カラーコードで色を合わせることが前提ですが、乾燥後にコンパウンドで境目をなじませると目立ちにくくなります。また、直射日光の当たる屋外での作業は色の見え方がズレやすいため、日陰や曇天の日の作業が比較的きれいに仕上がりやすいです。
【作業の流れ】失敗しにくい塗り方の手順イメージ
具体的な手順は車種・傷の状態・使用する製品によって異なりますが、大まかな流れの「イメージ」として参考にしてください。
- 洗車・乾燥:補修箇所の汚れをきれいに落として乾燥させる
- 脱脂:シリコンオフ等で油分・ワックスを除去する
- マスキング:傷の周囲をマスキングテープで囲む
- 薄く塗布(1回目):少量を点置きまたは薄く塗る。はみ出しに注意
- 乾燥:十分に乾かす(商品記載の時間を目安に)
- 重ね塗り:必要なら2〜3回繰り返す
- マスキングテープを外す:塗料が完全に乾く前のタイミングで剥がす
- 仕上げコンパウンド:余分な盛り上がりや境目をなじませる(製品に付属の場合)
⚠️ この流れはあくまでイメージです。使用する製品の説明書・商品ページの使用方法を必ず確認してください。
【用途別提案】どんな傷に何を選ぶ?
タイプA|飛び石の小さなチッピング(1〜3mm程度)
→ ペンタイプのタッチアップペン(細先)が向いています。ピンポイントに塗りやすく、はみ出しリスクが少ないです。カラーコード対応品を選びましょう。
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タイプB|引っかき傷・細い線傷
→ ペンタイプまたは細筆付きの筆タイプ。線の長さによってはマスキングをしっかりして、線に沿って薄く塗るイメージで対応できます。
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タイプC|少し広めの傷(コイン傷・こすり傷)
→ 筆タイプ+クリア塗料セット品。広めの面積には筆タイプの方が塗りやすいです。ただし厚塗りに注意。クリアが付属していると仕上がりのツヤがそろいやすいです。
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タイプD|白・シルバー系ボディの補修
→ 明るい色は色ムラが目立ちやすいです。カラーコード対応の純正品またはそれに近い仕様の商品を選ぶと差が出にくいです。乾燥後のコンパウンド仕上げが特に有効です。
タイプE|黒・ダーク系ボディの補修
→ 黒系は光の当たり方で塗料の盛り上がりが目立ちやすいです。薄塗り・乾燥・コンパウンドの工程を特に丁寧に。
作業前に準備したいもの一覧
- ✅ タッチアップペン(カラーコード確認済みのもの)
- ✅ シリコンオフ / 脱脂スプレー(脱脂用)
- ✅ マスキングテープ(細幅タイプがおすすめ)
- ✅ キッチンペーパー or マイクロファイバークロス(脱脂・拭き取り用)
- ✅ コンパウンド(仕上げ用。セット品なら不要な場合も)
- ✅ 養生用ビニール or 古タオル(周辺の保護用)
楽天で探すときの検索語例
- 🔍 「タッチアップペン カラーコード(自分の色コード)」
- 🔍 「タッチアップペン 初心者 セット」
- 🔍 「車 傷 塗装補修 ペンタイプ」
- 🔍 「タッチアップペン クリア コンパウンド セット」
- 🔍 「脱脂スプレー 車 DIY」
楽天で検索する際は、商品タイトルだけでなく「使用可能なカラーコード一覧」「内容量」「付属品」を商品ページで必ず確認してから購入しましょう。価格・在庫・仕様は変動することがあります。
まとめ|迷ったらこれで決める
タッチアップペンは「塗るだけ」ではなく、準備・塗り方・乾燥・仕上げの流れを守ることで失敗のリスクを大きく減らせます。
- ✅ まずカラーコードを確認してから商品を選ぶ
- ✅ 初心者はペンタイプ+脱脂スプレー+マスキングテープを揃える
- ✅ 薄く・少量・複数回が厚塗り防止の基本
- ✅ 乾燥時間は商品の指定を必ず守る
- ✅ 仕上げにコンパウンドを使うと色ムラや境目が目立ちにくくなる
「完璧な仕上がり」より「これ以上悪化させない・目立ちにくくする」ことを目標にすれば、初めてでも十分に対応できます。まずは道具を揃えて、焦らず丁寧に取り組んでみてください。
⚠️ 車種・年式・個体差によって適切な作業方法は異なります。作業前に必ず車の取扱説明書・整備書を確認してください。傷の状態が深刻な場合や、判断が難しい場合は、無理せず専門業者(ディーラー・板金塗装店)へご相談されることをおすすめします。
楽天でタッチアップペンを探してみよう
カラーコードを手元に用意してから、以下の検索語で楽天を検索してみてください。セット品・単品・純正品など、条件に合う候補を比較しながら選んでみましょう。
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(価格・在庫・仕様は変動します。購入前に商品ページで必ずご確認ください。)